■ 大神神社「節分祭」(2月3日)
■ 長谷寺「節分大黒天祭」(2月3日)
■ 安倍文殊院「節分銭ぶつけ厄払い大法要」(2月3日)
■ 大神神社「卜定祭(ぼくじょうさい)」(2月5日)
■ 三輪恵比須神社「三輪の初えびす!」(2月5日~7日)
■ 大神神社「おんだ祭」(2月6日)
■ 大西・江包「お綱祭り」 (2月11日)
■ 長谷寺「だだおし」(2月14日)
大和さくらい100選 食・伝統・芸能・体験 高田地区
桜井市高田の山口神社に祭る捧げ物を子ども達が奪い合い、大暴れする珍しい祭りとして知られ、毎年12月第1日曜日に行わます。五穀豊穣と子供達の健やかな成長を願い、暴れ方がひどいほど、その年は豊作であるといわれています。江戸時代初期から受け継がれたお祭りで、奈良県指定無形民俗文化財に指定され「大和さくらい100選」にも選ばれています。
祭り当日は、胥竹を組み上げ2m四方のお仮屋をつくり、山口神杜の神霊を祭り周りには、木で作ったミニチュア農具や、紙に包まれた賽銭などがつるされ、当家の合図とともに子供たちが、お仮屋が壊れるまで暴れまくります。直会では用意された、お膳を蹴飛ばし、皿を割るなどの乱暴をします。(膳暴れ)
18時頃からは、集会所の神棚にともされた神灯めがけ、子供たちが濡れたわらを投げ付けて火を消し、当屋が火を再びつけますが、子供達がまた火を消し点火の邪魔をするといった最後の大暴れをし祭りは終ります。その後、頭屋が、ご分霊の宿るお屋形を集落の南に鎮座する山口神社へ運びます(神送り)。山口神社はお社がなく、ご神木の前に、吉野から持ち帰られる小石が積まれただけの神社です。神送りは、人と顔を合わせたり言葉を交わしたりしないで済む夜半に行われ、御幣を取り替え祭りは終了します。
○開催日時 : 12月 第1週 日曜日 桜井市高田地区
○JR・近鉄桜井駅より南へ徒歩約30分
○駐車場:なし
○問い合わせ : 桜井市観光まちづくり課 0744-42-9111(代)
1月1日午前1時~大神神社
大和の正月は大神神社の繞道(にょうどう)祭で明けると言われます。〔繞道とは道を巡る意味〕元旦未明の御神火祭は特に名高い行事で、三ツ鳥居の奥の禁則地から鑽(き)り出された神火が斎庭(ゆにわ)の松明に点火され氏子たちに担がれ、ご神体である三輪山山麓にある摂末社十九社を繞(めぐ)り「天下泰平」「五穀豊穣」を祈ります。参拝者はこの神火を持ち帰り、雑煮の祝い火とし新しい年の無病息災を祈ります。
○交通 : JR 三輪駅より徒歩約5分
○駐車場 :あり、普通車450台(通常無料、正月特別期間(1月1日~1月5日)は有料)
○問い合わせ:〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422 大神神社 TEL 0744-42-6633
大神神社の拝殿前で行われる大とんど。
門松やしめ縄など新春の縁起物、書き初め、古くなった神符(しんぷ)などを夕方まで燃やし無病息災を願う。
○交通 : JR三輪駅より徒歩約5分
○駐車場 :あり、普通車450台(通常無料、正月特別期間(1月1日~1月5日)は有料)
○問い合わせ:〒633-8538奈良県桜井市三輪1422
大神神社 TEL 0744-42-6633
1月28日 笠山三宝荒神神社
かまどの神様として信仰を集める笠山荒神は日本三荒神として知られます。
年に三回(1月28日、4月28日。9月28日)大祭が行われ当日は竹林寺に祀られた板面荒神の御霊を分霊し地元の長老や氏子によって神輿で笠山荒神までお渡りが執り行われます。神輿は約500mの参道をゆっくり進み到着後、厳かに神事が行われ巫女による舞なども奉納されます。
○交通(車)西名阪針インターチェンジより20分
大祭の日には、桜井駅から臨時バスが運行されまする。(祭典は、竹林寺で午前11時頃から行われます。)
○駐車場 あり(無料)
○郵便番号633-0133
桜井市笠 0744-48-8312
2月3日の節分は市内の社寺で様々な伝承に基づく行事があります。
大神神社では神事の後、拝殿や特設舞台から裃(かみしも)姿の年男.年女らが福ますに入った豆や福餅を撒くのですが大神神社の節分祭は狂言「福の神」で大神神社に参詣した太郎冠者が、お山が御神体である事からから「福は山」と囃して豆を撒くと場面にちなみ「福は山」の掛け声と共に豆と福餅を撒くことが特徴です。
豆撒き式の時、拝殿前は福を授かろうと歓声を上げながら両手を伸ばす沢山の参拝者で埋め尽くされます。
○交通 : JR三輪駅より徒歩約5分
○駐車場 :あり、普通車450台(通常無料、正月特別期間(1月1日~1月5日)は有料)
○問い合わせ:〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422
大神神社 TEL 0744-42-6633
長谷寺境内で行われる
無病息災を祈る法要が行われたあと、本堂で豆まきと福引きが行われる。
○交通:近鉄 長谷寺駅 徒歩約20分
○駐車場 :あり(有料)
○問い合わせ:〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731-1 長谷寺 TEL.0744-47-7001
このポスターは2020年用のものです。
安倍文殊院境内の金閣浮御堂で、方位を司る秘仏「十二天軸」のうち、恵方に当たる方位の守護神(本年は毘沙門天)が公開され、厄除法要が行われます。
厄除祈祷の後、御自身で自分の年齢と同数の一円玉(お寺で用意します)を投げ、厄除けを行う。
〇交通 JR・近鉄桜井駅からバスあり、または徒歩約20分
〇駐車場:あり (有料)
〇問い合わせ 〒633-0054 桜井市阿部645 安倍文殊院境内 Tel.0744-43-0002
大神(おおみわ)神社では毎年2月5日、市特産の三輪素麺の相場を占う「ト定祭」が営まれます。三輪そうめんは崇神天皇7年、当神社の御祭神の子孫の大田 田根古(おおたたねこ)が当神社に仕え、奈良時代にその子孫の狭井久佐(さいくさ)の次男、穀主(たわぬし)は農事に従事しいろんな穀物の豊穣に努め、中でも当時飢饉や疫病に苦しむ人のために地域の生業として発展させようと素麺作りを始めたのがはじめとされています。
卜定祭はご祭神に地元特産の三輪素麺の卸値を占う祭典で生産者や販売業者の参列のもと、神職が三ツ鳥居前で卜定の儀式を行い、新しい年の卸値が決められます。かつて三輪の町には市場があり、穀物の相場を占っていたと言われますが、卜定祭もその伝統を引き継ぐものと言われており、地元の素麺組合では基準になる三輪素麺を卜定による卸値で取引することとなります。
祭典終了後、拝殿前では地元、三輪素麺音頭保存会のご婦人方により素麺作りの所作を表したユニークな「三輪素麺掛け頭」などの踊りが奉納されます。
三輪恵比須神社
三輪の恵比須神社の旧正月六日の行事で、現在は2月5〜7日に行われています。6日の初市相場の行事で名高く、7日には後宴祭が行われ、神楽舞・献湯・御供撒きなどの行事があります。奈良時代の海石榴市(つばいち)の名残を伝える古い行事と言われています。日本最古の市場、海石榴市の地で、商売繁盛を祈願するお祭りです。(チラシは2019年版)
○交通:JR三輪駅より徒歩3分
JR・近鉄桜井駅から奈良交通バス三輪惠比須神社前下車、又は奈良交通バス三輪参道口下車徒歩5分
○駐車場:境内駐車スペース有
○問い合わせ:〒633-0001 桜井市三輪375番地
大神神社の拝殿向拝を神田に見立てて、白丁姿の田作男が面白おかしく田作りの所作を演じるところに特徴がある。その田作男の面白い台詞に参拝者の笑いが起こり、その笑いが大きければ大きいほどにその年は豊作であるといわれている。
○交通 : JR三輪駅より徒歩約5分
○駐車場 :あり、普通車450台(通常無料、正月特別期間(1月1日~1月5日)は有料)
○問い合わせ:〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422 TEL 0744-42-6633
2月11日すさのお神社ほか
昔、大洪水があって上流の三輪から2人の神様が流れ着かれました。江包地区は素戔嗚尊、大西地区は稲田姫をお助けになり、その後、毎年正月に結婚式をあげられる事になったという伝えがあります。古くからの田遊び祭りで、豊作をあらかじめ祝う儀式です。江包地区より男綱が、大西地区より女綱が担ぎ出され、途中田んぼで泥相撲をし、すさのお神社で結ばれる行事が、お綱まつりです。
○開催日時 : 2月11日、行催事会場 : 桜井市 江包 ・ 大西 素盞嗚神社
○JR巻向駅より徒歩約20分
○問い合わせ : 桜井市観光協会 TEL : 0744-42-7530
2月14日 長谷寺
長谷寺の「だだおし」は罪や過ちを仏前で悔い改め心身を清める修二会(しゅにえ)を締めくくる儀式として行われる大和を代表する火祭りの一つです。「だだおし」の起源は諸説ありますが昔、鬼が里人を困らせていたのを、修二会でおびき寄せ追っ払ったという伝承が残ります。赤、青、緑の三匹の鬼が松明とともに、おどり出て、本堂の周りを暴れ回りますが、シデという木の枝に挟んだ牛玉(ごおう)札を手にした僧侶に追われ退散します。この松明の破片を持ち帰り祀っておくと、無病息災で暮らせるといわれています。
○交通:近鉄 長谷寺駅 徒歩約20分
○駐車場 :あり(有料)
○問い合わせ:〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731-1 長谷寺 TEL.0744-47-7001
チラシは2020年のものです。