勝山古墳のすぐ南にある矢塚古墳は纒向型前方後円墳で、全長は96mで後円部はやや東西に長い楕円形で前方部34m、後円部径62mの古墳です。埴輪、葺石はありません。周濠は後円部のみで地形に合わせて前方部に向かう途中で途切れ、後円部南側では堀削直後にブロック状の盛土が築かれていました。
埋葬施設は未調査ですが、墳頂に板石が散乱しており、竪穴式石室の存在が想定されています。出土遺物は庄内3式の土師器で、築造年代は3世紀中頃と思われます。
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