大神神社摂社で大神神社の北西、茅原集落に三輪山を背景に鎮座しています。
『日本書紀』には崇神天皇が八十万の神々を招いて占いをした「神浅茅原」はこの地ではないかとと言われています。ご祭神は倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)で御例祭は十月五日に執り行われます。
境内の御由緒書き(原文)
「 御祭神は、第7代孝霊天皇の皇女で大物主大神の神託を受けられる巫女として、崇神天皇のまつりごとを助けられました。後に大物主大神の妃となられ三輪山神婚説話によるとこの神社の西方に位置する箸墓に鎮まるとされています。また鎮座地の茅原は崇神天皇が百官を率いて八百万神を祀った「神浅茅原」の地とも言われ三輪山を拝む好適地です。毎年元旦に執り行われる本社の繞道祭(御神火祭)が八社めぐりとして行われた。江戸時代にはこの社に御幣を奉り祭儀が納められました。明治十年には大神神社の摂社に指定され家庭円満諸願成就の信仰が篤い社であります。」