およその場所は判るものの、なかなか見つける事の難しい古墳です。戦前の書籍に載っているので、当時はそこそこ知られた古墳だったのかと思いますが、今は殆ど忘れられた存在です。羨道部が半壊しているのと玄室の天井部分に隙間が空いている箇所がありますが、状態はまずまずです。比較的巨石を用いて作られており玄室の側壁は3段、奥壁は2段、羨道部は半壊し、土砂が流入しはっきりわかりませんが2段積みかと思われます。尚、奈良県遺跡地図では14B-184とされています。
★所在地:桜井市浅古宇伊丹宮
★墳形:南に向かって伸びた尾根の端部の西斜面にある。南半分が破壊された径約20mの円墳、高さ約5m。南に向かって開口。
★埋葬施設:両袖式横穴式石室。玄室長約3.7m、幅約2mで現在の高さは約2.5m、羨道部は約1mが残存しています。
★遺物:不明
★築造年代:石室の構造から7世紀初頭と思われます。
★調査:未
★被葬者:不明
行き方
冬場がおすすめです。桜井中学校前の道路と山麓の間には畑地が広がります。その山麓脇に農作業用の小屋があり、この小屋から時計回りに進みます。(現在、小屋はありませんので注意)すると、写真のような熊笹と植林?との境目があり、そのあたりから、やや右上の方に10m前後進むと墳丘が見えてきます。石室内には容易に入れます。(懐中電灯が必要です)
行き方
冬場がおすすめです。桜井中学校前の道路と山麓の間には畑地が広がります。その山麓脇に農作業用の小屋があり、この小屋から時計回りに進みます。(現在、小屋はありませんので注意)すると、写真のような熊笹と植林?との境目があり、そのあたりから、やや右上の方に10m前後進むと墳丘が見えてきます。石室内には容易に入れます。(懐中電灯が必要です)